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編集長のつぶやき


2011年02月号 「感謝・謙虚」

 スポーツの世界にしても、社会にしても、人と接する限り人間関係というものが付いてきます。人間関係というものは、精神的要素が大きく、幸せな気持ちでいられる事も、落ち込んだ気持ちになってしまうのも、人間関係がうまくいっているかどうかで大きく左右されてしまいます。
 スポーツで例えると、どんなに素晴らしい技術を持っていたとしても、チームから信頼を得られないと個人的にも、チームとしても良い結果を生むことはできないと思います。
 この一年間、当誌を通じて多くのチームを取材させていただきましたが、指導者が口を揃えて言うことは、まずチームワーク・仲間意識でした。これを学びながら技術を高めていくことがすべてのチームの課題でありました。正直、ほとんどのチームの子ども達には、すでにチームワークを大切にする心が芽生えていたように感じました。
 しかしながら、私は一つの疑問を抱きました。それは、子ども達の見本となる親が組織する父母会はどうなのでしょうか?チームワークの背景にあるもの…
 例えば、活発な人は自分の意見をそのまま回りに伝えることができます。そして人をまとめて人を動かしてチームをまとめようとします。当然リーダーシップをとる人は必要です。
 リーダーシップをとる人は、自然と声が大きいです。
(音量が高いという意味ではありません。影響力です。)
 もし、リーダーシップをとる人が、周りに意見を言わせない環境をつくり、また自分本位な考え方を押し付けたりという行為を知らず知らずのうちに行っていては、それはガラスのチームワークだと思います。周りが不満に思う気持ちが高まれば、人間関係も壊れてしまい、せっかく好意を持っての行動がマイナスになってしまいます。
 本当に、選手・指導者・父母会のチームワークがよく、みんなが笑顔で、良い環境であるには、リーダーシップをとる人の心に、また周りの人にも、それぞれがそれぞれの立場で謙虚さと、感謝の気持ちがなければならないと思います。
 子ども達は、親の行動・言動をよく見ています。子ども達に良い環境でスポーツをさせてあげるには、まず「土」役割である親がチームワークの見本を見せてあげなければならないのだと思います。 「感謝の気持ちと謙虚な心」ここに人間関係の真髄が隠されているのだと思います。

                                                編集長 中村和久


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